2013年6月 - fairy.ouchi.to


2013-06-01 3か月待ち

結局半年伸びてるやんw

あの季節がやってくるのですな。……バサルモスな季節が。
クシャ登場でずっと荒天かもしれんがなw

それにしても、盆休みの3Gが確定になったかぁ。ぎりぎり間に合ってくれればいいなーと思ってたんだけど、やっぱり再開するかなぁ。


2013-06-04 本田△

大事なことなのでタイトルにしました。

本田△


2013-06-10 フィクションのホラー作品

先週と今週のヘタリアがホラーについてのことだったので、ちょっとホラーというものについて適当に並べてみる。

日本のホラーは、大抵、分かりやすく幽霊もしくはそれに類するものが出てくる。
各国のホラーはそれぞれに違うわけだけれども、じゃあ、それぞれ違うそれらを全てホラーというジャンルで括るのであれば、 そもそもホラーとはなんだってことになる。

街灯が少なく人通りもない夜道を歩いていて、ふと前方に何かがあるのに気付いて、よく見たらそれは首があり得ない方向を向いた人だった、 なんて展開は確実にホラーであり、それは十分に怖いけれど、これが前方にあったのがネズミの死骸だったりすると、怖さという面ではものすごく劣る。 しかし、小さな何かがあることに気付いて、よく見たら人間の足の指5本だったとかいうと十分に怖いということになる。

そう考えると、対象が大きいか小さいか、どういった形状なのかといったことは問題ではなく、そこに分かり易い違和感があることが大切なのではないかと思う。
何も特別なことなどないのに人が死んでいるというのは、人間にとって分かり易い違和感の最たるもので、幽霊がいるとか、廃校舎で人の気配がするなんてのも、 普通はあり得ないという常識があるからこそ、その常識の外の状況を見せられれば、それを恐怖として感じることになる。 足の指が怖いのは、そこに足の指があるということは、足の指を失った誰かがどこかにいるはずだという、分かりやすい違和感があるからこそ、 その直接の対象が小さくても、大きな恐怖を作り出すことができる。

怖いという演出を作ろうとした時に、対象が襲ってきて逃げきれない・逃げ場がないという状況はよくあることで、 逃げられるんだったら逃げてしまえばいいんだからそれは当たり前の話。
襲ってくる対象も、主人公では対処できない・そもそも対処方法がないといった演出が当たり前で、 簡単に対処できてしまうようではお話が盛り上がりようがない(笑)

つまり、「普通の人であれば恐怖を感じるような違和感の対象が」、「対処できない何かとして襲ってきて」、「登場人物には逃げ場がない」。
これがホラーの基本形で、この3つに対してそれぞれ合理的な説明と演出を与えればいいわけだ。

その上で、対処できない理由と逃げられない状況については、違和感の対象そのものの設定が決まった時点でほぼ決定してしまうのではないかと。
バイオハザードにしろリングにしろ、キャラ設定を読めば外形をいくつか上げるくらいは誰でもできるわけで、その中でより上手い演出を選択し洗練させる必要はあるとしても、 キャラ設定から自動的に決まってくる内容から大きく逸脱するようなことはできない。

だとすれば、新しいホラーを作ろうとするならば、分かりやすい違和感というものをどう設定するかが事実上の全てなわけだ。
謎の病原体や薬物による変化、電波や催眠による洗脳、地球外に由来する何かや太古の何か、あるいは突然変異。 動く死体、あるいは幽霊。嫌悪感を感じる大量の何か。そういった既存の設定以外に、新しい何かがホラーになり得るということを見つけ出せたなら、 それで1つ2つ斬新な作品を作ることもできるんじゃなかろうか。

分かりやすい違和感……何かないのかなー。たった数十年でこれだけ文明が進歩してる時代なんて今までなかったんだし、 どんどん新しいフィクションの素が見つかってもいいと思うんだけれども、なかなかこう、都市伝説程度のホラー要素しか思いつかないもんだな。
パッっと考えたところでは、たとえば植物を特殊な薬液で溶かしたバイオ燃料で走る車の山岳地帯長距離走行試験中に、 ふと気付くと車に積んでいた燃料タンクに穴が空いていて空になってしまって、 燃料を確保しようにも薬液はあっても都合のいい植物がなくて、クジで決まった誰かを殺して血液から燃料を作る話とか。
うわすげー都市伝説かB級ホラー感満載設定。ってまあ、そんなにポンポン優れた設定が思いつくならそれこそ作家にでもなってるだろって話ですわな(笑)


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